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意識を高める [NaNo]

こんばんは、NaNoです。

プロとかアマチュアとかいう言葉が世の中に蔓延していますが、その違いを正確に理解している人は少ないように思えます。自分は他人から「プロ」と呼ばれる機会が多い仕事に就いているので、年中その言葉の意味を考えさせられています。何年も考えた結果、「プロ=ある領域において卓越した技能およびそれを向上させる意識を持ち、その技能を社会に役立てていく意志を持つ者」、と自分なりに結論づけました。この定義に当てはめると、何かの仕事に就いている人はだれでも、その領域においては「プロ」になりうるということがわかります。何年も仕事をすれば、おのずと技量は上がりますし、自分の仕事に誇りを持つようになる。その瞬間に「プロ」としての条件を満たすのではないでしょうか。

アマチュアとは、この定義に含まれる条件のうち何かが欠けている人のことを言うことになります。たいていの場合、プロに比べて技能が欠けている人のことを指しますが、それは決して間違いではないでしょう。しかし、ここで問題になるのは、技能はあるが意識の低い人をプロと呼ぶ風潮があることです。特に「プロ○○」と名のつく場合にこの傾向が強い。過去、私も「プロ雀士」という肩書きの人と卓を囲む世界にいたことがあります。あ、今の仕事とは全然違いますよ!で、その時に思ったこと。テレビに出るようなカリスマトッププロと、プロ試験にやっと合格したようなよちよちプロは全然違う。上手く言い表せませんが、トッププロは技能を超越した凄みがある。言動のひとつひとつに、ものすごいエネルギーを感じる。信念?意志?とでも言うのでしょうか。とにかく一緒に卓を囲んでいるとオーラに押しつぶされそうになる。もしかすると、それがプロとしての意地、誇りのようなものだったのかもしれません。若くて右も左もよくわかっていなかった自分が、「プロ」というものを思い知らされた貴重な経験でした。よちよちプロの全てに意識が欠けているわけではありませんが、残念ながらそういう方も多くいらっしゃるというのが現実です。プロと名乗るのであれば、相応の意識を持った言動が不可欠ではないでしょうか。

さて、Cooはアマチュアバンドです。プロを名乗る資格は全くありません。卓越した技能がないですから。ですが、いくら技能がなくても、意識を高く持ってはいけないとは全く考えていません。現有戦力でいかに最高のパフォーマンスを提供するか。ここを追求していくことで、自己満足からの脱却、そして観客と一体化して楽しめるライブを作れるようになると信じています。幸いなことに、全メンバーが高い意識を持って活動してくれているのが現在のCooです。たとえ自分が心折れかけようとも、周りが支えてくれる環境です。会社では運が悪いと評判ですが、Cooのメンバーについてはこれ以上ない幸運を頂きました。本当にありがとう。高い意識をもって、これからもがんばろう。メンバーのみなさん、これからもよろしくお願いします。


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